フィッシュミールの用途

フィッシュミールは、多種多様な場面で利用されています。

古くは肥料として使われ、江戸時代の日本では、金肥（購入して使う肥料）としても流通していました。
現在は、主に配合飼料（複数の原料を対象の動物によって適正な割合に配合した飼料）の原料として使われています。
特に養魚用配合飼料では、原料中に占めるフィッシュミールの配合割合が5割を超えるものが多く、水産養殖において、フィッシュミールは欠かせないものになっています。
最近では、フィッシュミールに多く含まれるカルシウムやタンパク質にも注目が集まり、食材への利用も検討されています。

以上のように、フィッシュミールは日本の「食」の根幹を支える、大変重要な役割を担っているのです。

 

フィッシュオイルの用途

フィッシュオイル（以下：魚油）もフィッシュミールに負けず劣らず、幅広い用途で使われています。

魚油単体では、主に配合飼料に添加される油脂（フィードオイル）に利用される他、硬化油の原料の一種であることから、以前はマーガリン、ショートニングといった食品、また石鹸の原料としても使用されてきました。
近年、当社では魚油に多く含まれる不飽和脂肪酸（DHA・ドコサヘキサエン酸、EPA・エイコサペンタエン酸）の健康に対する有用な効果が注目され、サプリメントなど健康食品や医薬品の原料としても幅広く利用されています。