フォークリフト安全技能訓練の実施について

今般、当社では、安全で働きやすい職場づくりの一環として、「フォークリフト安全技能訓練」を実施致しました。

本訓練では、AIを活用し走行データの解析結果に基づいた新たな教育プログラムを導入しました。

フォークリフトに取り付けたAIレコーダーが、実際の業務における運転映像や走行データを蓄積し、職場ごとの動作の傾向を分析。
「どのような場面で危険が起きやすいのか」「どのような操作が得意・不得意か」等を数値や映像で「見える化」、その結果をもとにした訓練プログラムを構築しました。

AIの解析では、数か月間の走行データの中で「危険につながる状態」が全体の約58%にのぼることが判明。これを受けて、解析された危険運転である急発進や急旋回、前後方確認不足など実事例を教材にグループワークを通じたKYTや改善対策、運転操作のトレーニングを行いました。

本訓練はコマツカスタマーサポート株式会社様の監修のもと行い、AI解析結果と人による採点評価を統合することで、技能レベルを定量的に評価する仕組みを構築しました。今後は、社内認定制度「マイスター制度」の運用を通じ、模範・モデルとなる熟練者を中心に継続的な教育・指導体制を構築していく予定です。

当社は、これからも「高品質をかたちに」をテーマに、AIやデジタル技術の活用を通じ、製造現場の安全性や効率性、人材育成の高度化、そして付加価値向上を推進してまいります。